カノニカル(canonical)タグによるURL正規化:重複コンテンツを防ぐ

canonicalタグによるURL正規化とは、同じ内容のページが複数URLで存在するときに、検索エンジンへ「このURLを正本として評価してください」と伝える仕組みです。

たとえば、次のようなURLが全部同じページ内容を表示している場合です。

https://example.com/page/
https://example.com/page/?utm_source=x
https://www.example.com/page/
https://example.com/category/../page/

このままだと、検索エンジンは別ページと認識することがあり、評価が分散したり、重複コンテンツと見なされたりします。そこでcanonicalタグを使って、評価を1つのURLに集約します。

記述例

<link rel="canonical" href="https://example.com/page/">

head内に設置します。

ポイント

  1. 正規URLは絶対URLで書く
    相対パスではなく、httpsから始まる完全なURLにします。
  2. 正規ページ自身にもcanonicalを入れる
    正規URL側のページにも、自分自身を指すcanonicalを入れるのが基本です。
  3. 内容がほぼ同じページに使う
    完全に別内容のページに無理にcanonicalを付けるのは適切ではありません。
  4. パラメータ付きURL対策に有効
    広告計測用パラメータや並び替えURLなどで重複しやすいときに有効です。
  5. canonicalは指示ではなく推奨
    Googleに強く伝える役割はありますが、必ずその通りになるとは限りません。内部リンク、サイトマップ、リダイレクト設定も合わせて整えるのが重要です。

よくある使いどころ

h2 URL違いで同じページになる場合

  • wwwありとなし
  • index.htmlありとなし
  • パラメータ付きURL
  • 同じ商品一覧の並び替え違い
  • 計測用URL

h2 ECサイトやWordPressでの典型例

商品ページや記事ページに対して、カテゴリー経由やタグ経由など複数URLで到達できる場合、canonicalで本来評価させたいURLを指定します。

注意点

h2 canonicalだけでは不十分な場合がある

URLを完全に統一したいなら、可能なら301リダイレクトも使います。

使い分けは次の通りです。

  • ユーザーも検索エンジンも別URLへ強制的に統一したい
    → 301リダイレクト
  • 表示はそのままで、検索評価だけ正規URLに寄せたい
    → canonical

h2 間違ったcanonicalは逆効果

たとえば全ページがトップページをcanonical指定していると、個別ページが正しく評価されなくなります。

結論

canonicalタグは、重複コンテンツを防ぐというより、重複または類似URLがあるときに検索評価を正規URLへ集約するための仕組みです。
SEO上は非常に重要ですが、301リダイレクト、内部リンク統一、XMLサイトマップ統一まで含めて設計すると効果が安定します。

短縮URLはこちら